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建築設計士としての 温暖化対策

今日も暑かったです。気温は35度を超えているでしょう。
ますます進む温暖化対策の中で、建築士として出来る事。
建物を設計する際に、何か対処できることは 無いでしょうか?

今日、私のお客さんである、ある鉄鋼関係の会社社長が 「この暑さどうにかならないのか?」と訪ねて来ました。この社長の工場は昨年新築し 塔内に監視カメラを設備、携帯電話からでも工場の可動状況が確認できる、というシステムを導入した最新鋭の工場です。

ただ、悲しいかな、外壁材は厚み0.2mmの金属板1枚 屋根材も同様のガルバリウム鋼板の折板葺きです。室内の温度は35度を常に超えます。巨大な工場の為、空調などは一切効きません。屋根の上に上がると、まるでフライパンの上を歩いているようです。

金属という材質は 他の材質と比較して 熱伝導率が極端に高いのです。熱しやすく冷めやすい。蓄熱性も乏しく 断熱性などゼロに等しい。軽くて丈夫 施工金額も安いという利点はあっても、今後の温暖化時代に、とてもマッチしているとは言えません。

社長さんは、「屋根・外壁に 遮熱性のある塗料を塗装したい」 と言われました。すぐさまメーカーに問い合わせると、
「一応、販売はしていますが、体感できるような効果は ほとんどありません。」との事。。。

また、建物外周に スプリンクラーを設置して 気化熱で冷却したい。との提案も。。。すぐにメーカーへ聞くと
「そういうシステムは ありますが 巨大な工事費がかかる上、気温は多少下がりますが 湿度上昇もあるため、体感的には金額に見合うだけの効果は無い」。。。との事です。

どれも 根本的な解決にはなりそうもありません。もともと薄い鉄板に囲まれた空間なのです。炎天下に駐車された車の中でさえも猛烈な暑さなのです。根本的には材質をかえるしかありません。

工場の室温は 経営者にとって非常に重要な問題で 生産効率に直結、温暖化は経営を圧迫します。



社長さんは 最後に 私にこの難題を 検討するように命じて帰られました。

「日本瓦の屋根にすればよかったなあ」 と言い残して。
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