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出張する職人さん

大工さん・左官さんの中には、「すごく腕がいい」 と評判になり、地元から遠路東京・大阪などへ宿泊しながら仕事をしている方がいます。
よく聞くのは、「京都からわざわざ来ていただいている 大工さん」 「京都から来た、和紙職人さんに壁紙を貼ってもらった」 「土に精通した 特殊な技法で壁を塗る、左官さん」 などなど 高額な作業費とホテル代を払っても、この人じゃなければ出来ない仕事だ!というわけで 現場に派遣されます。

その方々全てが、これから書くような方だとは言いません。

が、この手の職人さんの中には、私が見ても「ん??この技術の程度で??」 という方が多くいることも事実です。 渡された名刺には 「巧みの技○○」なんて自分で書いていたり、会社案内には 多くの有名建物の壁を塗りました。という施工例が載っています。 最初は私でさえも 「ん?すごい腕なんだろうな」 と期待させる物です。 でも中には、現場でがっくりすることもあります。

都会なら、もうそんな技術をもった職人さんは、少ないだろうと思います。都会の場合どちらにしても、近くに腕の良い職人さんはいないので、どこかから連れてこないといけないのです。
でも私が見る限り、京都の大工さんと 地方でまじめにやっている工務店の大工さんの技術の差、はほとんどありません。ようはブランドだけです。

私ががっかりしたのは、たまたま左官さんのケース。もともと都会では左官という仕事自体が 今やほとんどありませんので、有名所の美術館の壁を塗りました!といっても、塗るのが上手いから受注できたのではなく、職人さん自体が少ないから 大きな面積を塗る仕事を受注できただけという左官職人さんでした。名刺やパンフレットには「特殊な左官仕事はお任せください」 「○○美術館の壁を塗りました」 なんて書いていたので 期待したのですが。。。
 
 むらを付けて塗る事は 慣れているのか確かに普通以上に出来るようですが、1面をまっすぐ、面として仕上げる事が出来ない人でした。まっすぐ塗れない左官さん、なんて、、、、普通以下の技量です。でも堂々と「○○美術館を塗りました!」とやると、みんなだまされてしまうのですね。高額な作業賃を支払うのは、本当にいやでした。まあでも、「言う割には下手じゃないか。口ほどにもない」 とも言えずに、結局 工賃を支払いました。

そう考えると、地方、特に田舎には 宣伝もせず与えられた仕事をコツコツとこなしていく、腕のいい職人さんが、ごまんといます。欲もないので出張してまで仕事はしません。地元のエリアでコツコツ仕上げていく職人さん。本当に自分の腕だけで 口コミで評判を勝ち取って 仕事を受注しているのですね。そう言った職人さんは 口数は少なくとも、段取り良く、材料の無駄も無く 仕上げは完璧、工賃も出来栄えと比較して安く 元請建設会社に充分な利益を与えてくれます。
 
ある棟梁の話。(建築知識に書いていました)

職人が、宣伝するようになったら、おしまいだ。仕事くださいって広告するって事は、自分の腕が悪いって言っているようなもの。仕事がなけりゃ 自分の家の壁を塗って 腕を磨く事をすればいい。

「棟梁さん」っていうのは人から言われる物で、自分から 私は棟梁です、って名乗っちゃいかん。仕事の腕を見た 施主さんから言われて 初めて棟梁になるのだ。

「巧みの技、左官・大工○○」 なんて名刺を持っている人、私の場合まず、そういう職人さんは使いません。
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