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材料の割付け

最近は、壁・天井・床すべてにおいて 塗り壁・クロス貼り・サイデイング・塗装など 割付をしないでも済む材料がほとんど。タイル工事などは玄関に一部貼る程度になりました。

でも、建築物の設計をする際の、この材料の割付は 楽しい作業でもあり、もっとも重要視しなければいけない作業でもあると考えます。狭い玄関の 床タイル1つにしても 壁・巾木・床の目地が通っていると 一瞬にして「いい仕事をしている」と感じられますし、そうすると その他の木工事も、設備工事も 目に見えない部分も いい施工をしていると 想像できます。

もともと、100角の大きさのタイルを割り付けたとして うまく割付が出来ず 2cmの隙間に小さなタイルを張ることは そのタイルの接着強度に影響します。フローリング床材も壁材も 釘で止めるわけですから割付が悪く、最後に1cmの小さな板を釘で止めなければならなくなれば、その部分から老朽化が始まります。
人が施工できる最小限の大きさ、ボンド・釘などで取り付けの出来る最小限の大きさがありますので、材料の割付は 本当に重要な作業なのです。

今では シリコンコーキングなんて便利な物がありまして、ちょっとした隙間は全部この材料で埋められてしまいますし、割付をしないでも済む建材、面が出来上がった跡から考えればどうにでも上手く処理できる仕上げ材が、塗り壁・クロス・瓦など たくさんあります。

ただ
便利で強度もあって値段も安く 誰でも簡単に採用できる 建築資材は 建築設計士にとっては その技量を下げるようにしかならないと 私は思います。

仕上げがタイル貼り、板貼りだと、それを設計の当初から割付し、建具の位置・サイズ・照明器具・設備機器の位置を ミリ単位で調整する必要があります。その経過の中で、下地はどの厚みのものを どの程度の間隔で入れるのか?それは機器の配管配線に邪魔にならないか?それは主要構造部を痛めないか?と進んでいきます。割付が必要な仕上げ材を採用することで 内部により詳細な設計・施工が必要になってくるのですね。
特に大きな面積にタイル・石を貼る場合は、材料だけでも過重があるため、基礎の形状にまで影響を及ぼします。

最近、建築雑誌を見ても、なんだか、壁も天井も外壁も真っ白で、巾木も廻り縁もなく、割付なんてまったく関係ない建物写真が多いです。流行なんでしょうけど、この部分においては 設計士の技術力が後退しているような気がしてなりません。
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コメント

 
所ですf(^-^; ポリポリ

そう言えば,昔はお風呂なんかも在来で,タイル貼り。が当たり前でしたね。

タイルの割り付けで一日悩んでた事もあります。

最近はそこまで気を使ってないような・・・(^-^;A

反省です。f(^-^; ポリポリ
なべさま いつも温かいコメントありがとうございます。

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