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設計事務所の選び方

インターネットの普及で、建築設計事務所が たくさんホームページを開設していますね。
私がお見受けする限り、いわゆる大手と言われる 実績も能力もある事務所のHPは地味です。お施主さん受けしそうな 「デザイン」という雰囲気があまりありません。(まあ、大手だから個人住宅はあまり仕事しないという部分もあります)

それに対して 個人事務所は 煌びやかな写真・シックな黒い画面など デザイン性を重視したホームページ。施工例も、設計者のポリシーなど、見ると 「ん~この人に設計を頼みたい」 と思うような内容です。

良くあるのが、基本設計は無料 という言葉。基本設計を頼んで見て 気に入らなければそこで断ってもいいのです。設計事務所に仕事を頼みたい、と言う方は とりあえず この基本設計をお願いすることから始まると思います。

その基本設計が完成して プレゼンテーションが行われ、この設計士に頼むか?もしくは断るか?その基準は何でしょうか?HPのデザイン性?プレゼンの内容???

実は、この段階では この設計士様が、どのくらいの設計・監理能力があって 満足できる完成を迎えられるか?は ほとんど未知数なのですね。
基本設計・プレゼンテーション・HPの作成は 実は 建築の構造・設備・施工・積算などの知識が充分でなくても、出来る作業なのです。加えて言えば 専門的な知識が充分に無いほうが、びっくりするような奇抜なプレゼンテーションが出来る場合もあります。
(※ちなみに、私はある事務所に新入社員で入って、最初の3年間は、基本設計ばかりやらされました)

これは!すばらしい!目の覚めるような設計だ!プレゼンテーションだ!と感動を受けても、よし!とそこですぐにその設計者に発注を決断してはいけないのです。その基本設計はまったく実現性の無い 空想の世界・アニメーションのような物かもしれません。

もちろん、ちゃんとした能力のある 設計事務所もたくさんあります。能力が高いが故、構造も設備も施工にも精通しているからこそ、奇抜なプレゼンが出来ずに、ありきたりのような物になってしまう、事が多々あると思います。



じゃあ、設計事務所を選択する際、どういった基準で判断するのが一番いいのか?



私が思うには、まず、過去の物件について完成写真だけじゃなく、その設計図を見せてもらってください。それも基本設計図じゃなく、実施設計図。

基礎・軸組・建具表・断面図・かなばかり図・設備図・構造図など、この人に設計を依頼すると、どういった図面が提出されるのか?その内容は濃密に検討された物なのか?設計図の意図が完成建物に反映されているのか?を判断基準にしてください。

今はフリーウエアのCADビュワーソフトもあり、印刷物ではなく、データーとして閲覧を出来ると思います。その図面の濃密度、枚数などから、その設計者の実力がある程度判定できます。

もちろん、基本設計はすばらしくても、その後の図面は枚数も少なく、あっても施工業者・下請任せ、図面は細かい寸法仕様も記載されてなく、薄っぺらい内容だった、となると あまり仕事を依頼するのはお勧めできません。

安藤忠雄さん 丹下健三さん、の実施設計図を拝見させていただいた事がありますが、それはもう!紙の白い部分が少ないくらい、1枚の図面にありとあらゆる情報がぎっしり詰まっているような 書類です。これだけ書くのは本当に、根気がいる仕事だ、僕にはこんな図面は書けるだろうか?と自分の将来が不安になるくらい、恐ろしいほど濃密な図面なのです。つまり 設計者の本業は、この実施設計だ!というわけなのですね。

これから 家を設計者に頼みたい、と思われるお施主様、どうぞ、このように
「過去の物件の 実施設計図を見せてください」と依頼して 
発注するか?断るか?その判断をされてみてください。

「過去の図面は見せられません」といわれたら、すぐに断りましょう。
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