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職人の二極化

大工さん、電気屋さん、左官さん、クロス屋さん。。職人さんにはいろんな職種がありますが、どの業種も、その中で二極化しています。

1つは 丁寧にこつこつ 本来の職人として 仕事に従事するタイプ。決して大きく儲けるわけじゃないけど、基本的には仕事の価格は高いです。
毎日 金額の高い仕事をするというより、自分の信用できる人の仕事、自分がやりたいと思った仕事を 必要なときにだけするタイプ。

 よく 京都とかには そんな技術の高い 大工さん・職人さんがいらっしゃいます。一日の日当が何万円もつく場合がありますが、その仕事に対して自分の責任感をもって金額以上の答えを出してくれます。

もうひとつは、マンションなどのビルばかりを工事している職人さん。施工単価が安く、きれいに仕上げることが 自慢です。いつも価格競争にさらされ、短い工期の中 夜の接待もしながら仕事をします。
もうひとつ こういったタイプの職人さんは 書類・写真・施工要領・保険関係・安全教育などが非常によくいきわたっています。



この2種類の職人さん 僕が感じる範囲では 同じ仕事をした場合、施工金額・施工時間はたぶん倍くらい違います。

京都のA工務店なら100万円かかる仕事を マンションをよくやっているB社にたのむと たぶん半額で済みます。もちろん工期も半分です。


腕がよくて工期も短く、金額も安い、しかも書類・写真など完璧にそろえ、発注者にプレゼンテーションもできる後者の職人さん。あるいみ完璧に見えますよね。。。




でも、後者のような マンション対応職人さんには、大変申し訳ありませんが あえていいます。

僕の目からみて 後者は手抜き工事のオンパレードです。確かに完成した仕上げはきれいですが、中身は悪いです。

たとえば木材を固定する大工さん。前者ならカンナで削りペーパーで研磨し木材をその現場に固定しようとしますが、後者の大工さんの場合 現場で加工することはほとんどなく、設計図の寸法通りに作成してきたものが、現場に収まらないけど あとは知らん!自分は自分の仕事をするだけだ!と接着剤で貼り付けて完了!みたいな感じです。

これは大工さんに限らず、そのほかの職種によっても その仕事に対する姿勢みたいなものが正反対なのです。

例えると、前者は奥さんの手料理。僕の体調・健康状態を眺めながら 費用もコントロールしながら手間をかけて体によい料理を作ってくれます。

後者は ファーストフード。確かに健康にいい素材も使っている、味もいい、金額も安い・店もきれいで清潔。でも毎日食べてると体を壊します。
やはりそこには 体にいい素材を使っているけど、悪い素材も一緒に入っているし、食べる人への愛情・気遣いが存在しない。ファーストフードの店員に 「あなた食べすぎだから もう少し控えたら?」なんて言われた人は皆無でしょう。安いといってもその金額の中には 広告宣伝費も会社の役員給与も含まれています。


私も少ない経験の中で、この2種類の職人さんたちといろいろ接してきました。ただ、いつもこの後者のタイプの職人さんには がっくりさせられます。安い工事金額なので なんとか早く仕事を済ませて自分の利益を確保したい という姿勢。まあまず、建物がよくなるために働いている人はいませんね。

今日も そんな職人さんに会って ついブログに書いてしまいました。
彼らには事務所ビルとか工場とか賃貸アパートとか そういう用途の建物だけに限定してもらって、個人住宅とかの世界には入らせないようにしなきゃな。。まあこれも 設計者としての仕事でもある。




これから 家を建てようとお考えの方。。。いったいどちらを選択しますか?

奥さんの手料理?それとも駅前の牛丼?

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